2023年・37週
~レジオネラ症、
新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)~

2023年09月22日

2023年・37週(9月11日~9月17日)

今週の注目感染症

■レジオネラ症
レジオネラ症はレジオネラ属菌による細菌感染症です。
主な病型として重症の肺炎を引き起こす肺炎型と、一過性で自然に改善するポンティアック熱型が知られています。
症状としては、肺炎型の場合は全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などから始まり、咳や38度以上の発熱、悪寒、胸痛、呼吸困難がみられるようになります。
ポンティアック熱型の場合は突然の発熱、悪寒、筋肉痛の症状がみられますが、一過性で自然に治癒します。
レジオネラ症の治療には抗菌薬を用います。
レジオネラ症は主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入によって細菌が感染することによって起こります。
エアロゾルの発生源としてエアコン、加湿器、循環式浴槽などがあります。
これらの清掃を定期的に行いレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルの発生を防ぐことが重要です。

■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類感染症定点把握対象疾患に移行しました。
一定の基準により選定された定点医療機関から、新型コロナウイルス感染症以外の定点把握対象疾患と同様に、毎週患者数が報告されます。
2023年第37週の神奈川県における定点当たり報告数は19.26で前週21.43に比べ減少しています。
新型コロナウイルス感染症の定点医療機関からの報告数・定点当たり報告数について、くわしくは表1(保健所別)表2(年齢階級別)表3(5週前~今週の推移)をご覧ください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和5年9月21日更新)

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