2023年・35週
~重症熱性血小板減少症候群
(SFTS)、
新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)~

2023年09月08日

2023年・35週(8月28日~9月3日)

今週の注目感染症

■重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
重症熱性血小板減少症候群(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome : SFTS)ウイルスを保有しているダニに刺されることにより感染するダニ媒介感染症です。
潜伏期間は6~14日です。
主な症状は発熱、腹痛、嘔吐、下痢で、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状を伴う場合があります。
血液検査で血小板減少、白血球減少、血清酵素(AST,ALT,LDH)の上昇が認められます。
治療は対症療法です。
予防としては、マダニの生息地である山や草むらに入る際は肌の露出を避け、虫よけ剤を使用するなど、マダニに刺されない工夫をすることが重要です。

■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類感染症定点把握対象疾患に移行しました。
一定の基準により選定された定点医療機関から、新型コロナウイルス感染症以外の定点把握対象疾患と同様に、毎週患者数が報告されます。
2023年第35週の神奈川県における定点当たり報告数は20.33で前週18.10に比べ増加しています。
新型コロナウイルス感染症の定点医療機関からの報告数・定点当たり報告数について、くわしくは表1(保健所別)表2(年齢階級別)表3(5週前~今週の推移)をご覧ください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和5年9月7日更新)

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