2023年・39週
~梅毒、
新型コロナウイルス感染症
(COVID-19)~

2023年10月06日

2023年・39週(9月25日~10月1日)

今週の注目感染症

~梅毒~
梅毒は病原微生物スピロヘータの一種である梅毒トレポネーマが感染して起こる病気です。
性感染症(STI: Sexually transmittedinfection)の一つで、感染経路のほとんどは性的接触ですが、母親から胎児に感染する先天梅毒もあります。
感染後約3週間で感染部位のしこり、鼠径部のリンパ節腫脹(I期梅毒)、感染後3か月以後に手のひら、足の裏や体全体に赤い発疹が出ることがあります(Ⅱ期梅毒)。
治療をしなくても症状は消える場合がありますが、適切な治療をしないと病原菌は消えません。
感染後3年以上経過すると、皮ふ、筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム腫)、心臓、血管、脳などに病変ができて死に至ることもあります(晩期梅毒)。
血液検査で診断でき、治療は抗菌薬が有効です。
気になる症状がある時には、症状が改善した場合でも早めに医療機関(泌尿器科、婦人科、皮膚科など)を受診しましょう。
また予防のためには、性交渉の際(オーラルセックスを含む)、適切にコンドームを使用することが重要です。

~新型コロナウイルス感染症(COVID-19)~
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類感染症定点把握対象疾患に移行しました。
一定の基準により選定された定点医療機関から、新型コロナウイルス感染症以外の定点把握対象疾患と同様に、毎週患者数が報告されます。
2023年第39週の神奈川県における定点当たり報告数は8.30で前週9.85に比べ減少しています。
第39週より感染症発生動向調査:週報対象疾患の時系列グラフに新型コロナウイルス感染症が加わりました。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和5年10月5日更新)

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