2023年・21週
~腸管出血性大腸菌感染症、
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)~

2023年06月02日

2023年・21週(5月22日~5月28日)

今週の注目感染症 

■腸管出血性大腸菌感染症
ベロ毒素を産生する病原性大腸菌の感染で起こる病気です。
主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を起こして死に至ることもあります。
汚染された食品や、感染者の便を介して感染します。
感染予防として、①食前やトイレの後に石鹸と流水で十分な手洗いを行う、②調理器具の消毒・殺菌を確実に行う、③肉・肉製品の調理の際には中心部75℃以上で1分間以上加熱する、④生野菜はよく水洗いをする、などです。
アウトドアのような慣れない環境では感染予防策が不十分になりやすく、特に注意が必要です。
また、強い腹痛や下痢(特に血便)の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
令和5年5月8日、新型コロナウイルス感染症の感染症法の位置づけが5類定点把握対象疾患に移行しました。一定の基準により選定された定点医療機関から、新型コロナウイルス感染症以外の定点把握対象疾患と同様に、毎週患者数が報告されます。
2023年第21週の神奈川県における定点当たり報告数は3.43で前週3.30に比べ増加しています。
新型コロナウイルス感染症の定点医療機関からの報告数・定点当たり報告数について、くわしくは 表1(保健所別)表2(年齢階級別)表3(5週前~今週の推移) をご覧ください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和5年6月1日更新)

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