副反応について

ワクチンの種類によっても異なりますが、発熱、接種局所の発赤・腫脹(はれ)、硬結(しこり)、発疹などが比較的高い頻度(数%から数十%)で認められます。通常、数日以内に自然に治るので心配の必要はありません。
予防接種を受けたしばらく後に、何らかの症状が出現すれば、予防接種が原因ではないかと疑われることがあります。しかし、たまたま同じ時期に発症した他の感染症などが原因であることが明らかになることもあります(まぎれ込み反応)。
予防接種を受けたあと、注射部位のひどいはれ、高熱、ひきつけなどの症状があったら、医師の診察を受けてください。症状が、予防接種後副反応疑い報告基準に該当する場合は、医師から厚生労働省へ副反応疑いの報告が行われます。
ワクチンの種類によっては、極めてまれ(百万から数百万に1人程度)に脳炎や神経障害などの重い副反応を生じることもあります。このような場合に厚生労働大臣が予防接種法に基づく定期の予防接種によるものと認定した時は、予防接種法に基づく健康被害救済の給付の対象となります。

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