平成29年・26週~腸管出血性大腸菌感染症、手足口病~

今週の注目感染症  平成29年・26週(6月26日~7月2日)

~腸管出血性大腸菌感染症~ 腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する病原性大腸菌の感染で起こる病気です。
今週も7例の報告があり、今年の累計報告数は37例となりました。
主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを起こして死に至ることもあります。
汚染された食品からの経口感染や、感染者の便を介して感染します。
予防のために、食前・トイレの後などは、石鹸と流水で十分な手洗いを行い、調理器具の消毒・殺菌を確実に行いましょう。
また、肉・肉製品の調理の際には、中心部までしっかり火が通るように十分加熱しましょう。

~手足口病~ 手足口病は、口の中や手、足などに現れる水疱(水ぶくれ)が特徴の急性ウイルス感染症で、主に夏に乳幼児の間で流行します。
今週は県内広域で報告が増加しました。
飛沫感染、接触感染、糞口感染(便中に出たウイルスが口に入って感染)で広がりますので、適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。

【今週の定点把握対象疾患】
●咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(5.50)で警報レベル(3)を超えています。
また、厚木保健福祉事務所管内(1.55)、茅ヶ崎市(1.29)、川崎市(1.25)、相模原市(1.07)、平塚保健福祉事務所秦野センター管内
(1.00)でやや高くなっています。
●A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たりの報告数は、平塚保健福祉事務所管内(5.71)、厚木保健福祉事務所管内(5.09)、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(4.67)、川崎市(4.61)でやや高くなっています。
●感染性胃腸炎の定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(12.33)で高くなっています。
●手足口病の定点当たりの報告数は、全県(2.45)、横浜市(2.47)、横浜市・川崎市を除く県域(2.91)でやや高くなっています。
●流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市(6.00) 、厚木保健福祉事務所管内(5.00)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年7月6日更新)
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