平成29年・31週~手足口病、腸管出血性大腸菌感染症~

今週の注目感染症  平成29年・31週(7月31日~8月6日)

~手足口病~
手足口病は、口の中や手、足などに現れる水疱(水ぶくれ)が特徴の急性ウイルス感染症で、主に夏に乳幼児の間で流行します。
第28週に全県で警報レベルを超え、流行が続いています
。飛沫感染、接触感染、糞口感染(便中に出たウイルスが口に入って感染)で広がりますので、適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。消毒には次亜塩素酸ナトリウム希釈液が有効です。

~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する病原性大腸菌の感染で起こる病気です。今週は15例の報告があり、今年の累計報告数は103例となりました。
主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを起こして死に至ることもあります。
汚染された食品からの経口感染や、感染者の便を介して感染します。
予防のために、食前・トイレの後などは、石鹸と流水で十分な手洗いを行い、調理器具の消毒・殺菌を確実に行いましょう。
また、肉・肉製品の調理の際には、中心部までしっかり火が通るように十分加熱しましょう。

【今週の定点把握対象疾患】
●手足口病の定点当たりの報告数は、全県(11.82)で前週の全県(10.66)より増加し、警報レベル(5)を超えています。特に、厚木保健福祉事務所管内(16.45)、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(15.17)で高くなっています。
●ヘルパンギーナの定点当たりの報告数は、川崎市(4.73)、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(4.00)でやや高くなっています。
●流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市(6.00)で警報レベル(8)を下回りましたが、依然高いレベルです。
●咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.00)で警報レベル(3)です。また、相模原市(1.43)でやや高くなっています。
●RSウイルス感染症の定点当たりの報告数は、全県(2.40)で例年より高くなっています。特に、厚木保健福祉事務所管内(8.09)で高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年8月10日更新)
戻る
メニュー
HOME 予定 知識 HELP