結核(BCG)

■病気の説明
結核菌の感染によって起こります。わが国の結核患者はかなり減少しましたが、まだ2万人前後の患者が毎年発生しているため、大人から子どもへ感染することも少なくありません。乳幼児は、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残す可能性があります。

■ BCGワクチンについて
BCGは牛型結核菌を弱毒化してつくったワクチンです。
BCGの接種方法は、管針法といってスタンプ方式で上腕の2か所に押し付けて接種します。
接種したところは日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。
接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さいうみができることがあります。この反応は、接種後4週間ごろに最も強くなりますが、その後はかさぶたができて接種後3か月までには治り、小さな傷あとが残るだけになります。これは異常反応ではなく、BCG接種により抵抗力(免疫)がついた証拠です。自然に治るので、包帯をしたり、絆創膏を貼ったりしないで、そのまま清潔に保ってください。
副反応としては、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常、放置して様子をみてかまいませんが、ときにただれたり、大きく腫れたり、まれに化膿して自然にやぶれてうみが出ることがあります。このようなときは医師に相談してください。
また、お子さんが接種前に結核菌に感染している場合は、接種後10日以内にコッホ現象(接種局所の発赤・腫脹(はれ)及び接種局所の化膿等を来し、通常2週間から4週間後に消炎、瘢痕化し、治癒する一連の反応)が起こることがあります。コッホ現象と思われる反応が見られた場合には、速やかに医療機関を受診してください。

■接種方法
【対象年齢】
生後3か月から1歳未満(1歳になる前々日まで)
【標準的な接種期間】
1回:生後5か月から8か月未満

■BCGを受ける際の注意事項
接種部位に、湿しんがあったり、ステロイド剤(副腎皮質ホルモン剤)を塗布している(していた)場合は、受ける前に医師にご相談ください。また、ステロイド剤を大量または長期間使用した場合や、免疫抑制剤を使用したことがある場合は、期間をあける必要があるため、接種できないことがあります。事前にお問い合わせください。
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